株式会社オンラインの金沢です。
HTMLやPHPの歴史の勉強にググっていましたら、興味深いものに行き着きました。それはこちらのページです。
IT関連を専門とされる方ならご存知の方も多いかと思いますが、1993年に世界で一番最初に公開されたWebページだそうです。当時、スイスの欧州原子核研究機構(CERN)に所属されていたティム・バーナーズ=リー博士が研究者の情報やデータの閲覧のために開発なさっていたものを、一般に公開されたということです。今公開されているサイトは2013年にWorld Wide Webの20周年記念としてCERNが再公開されたものです。
つまり、あらゆるホームページの原点でもあるわけですので、ティム博士を筆頭としたCERNの方々には、私のようなサイト制作をやっている者にとっては頭が上がらない訳でございます。ははぁーm(_ _)m
ひとしきりかしこまったところで、ソースコードを拝見させていただくと、これまたビックリしてしました。headerタグがあり、そこにtitleタグが記述されているではありませんか! もしかして検索エンジンの出現を予測されていたのかと思いましたが、よくよく調べるとそうでもないようです。WWWと同時に公開された初代ブラウザでは左上にタイトルが表示されていたようです。現代のブラウザで言うならば、上部のタブにタイトルが表示されますので、そのような役割と捕らえれば良いのでしょうね。そうしてよくよく見てみますと、現在titleタグなどを囲うのに使われているのはheaderタグではなくてheadタグであることに気づきました。なんとなく、歴史を感じます。
初代ブラウザを再現したページ (http://line-mode.cern.ch/www/hypertext/WWW/TheProject.html)
それにしても、今のインターネットの普及を見ると、公開当初がどのようだったかは想像できません。研究所のデータを閲覧することが開発のきっかけだったそうですが、今では閲覧に留まらず、ショッピングやコミュニケーションの手段など多岐にわたります。今後もっと画期的な使い方も現れるかもしれません。それでもこのWWWがあってこそのものですから、開発者の方々は本当に偉大です。
ところで、「www」と書くと日本のネットで普及している表現の「草」に見えてしまうのは私だけではないはずです。ちなみに補足しますと、「w」とは「warai」すなわち「笑い」の略で、「w」が多いほど爆笑していることになり、「wwwwwwwwww」のように書くと芝生や草原に見えてしまうことから「草」とか「草を生やす」などといわれております。それを踏まえてWWWの歴史を振り返ってみると、私にはこう見えてしまうのです。
World Wide Webは笑っている!!
金沢